のらびと(4)



電磁波覚書 エレキのこわい話 他律神経 F×ck Foxx! 裏切りと暴力 theSEKAI チクワ・タヒ・セミナー

電磁波覚書

電磁波測定器はいろいろ面白い。三千円くらいの安いのでも十分に電界と磁界を測定でき、予め設定されてる数値(40V/m、0.4μT)以上になると画面が青から赤になって、ピピピピとアラームが鳴り、数値が上がるとピピピピ!の間隔が狭くなり、いよいよ危険って感じになる。部屋の中にあるもので最大の発生源はデジタルのオーディオアンプで、1m以内に近づくとアラームが派手に鳴るのだが、本体に手で触れているとアースされるのか数値は徐々に下がっていき、コンセントを抜くと完全に0になる。ただし別の古いトランジスタアンプは回路内に残るらしく、コンセントを抜いても変化はなく、手でアースすると徐々に0になる。オーディオ機器のコンセントはアースが不十分なのでふだんは抜いておき、リスニング位置はアンプから1m以上離れ、近づいて操作するときは本体に手で触れてアースしながらやる。スマホやノートPCのACアダプターも強力な電磁波発生源と判明。ただし、アダプターに接続しないで本体だけだと数値はほぼ0に近いので、充電しながらは使用しないことと、充電は寝室や居間とは別室でやればいい。あとエアコンは1mくらいから電界が発生し、50cmからアラーム。Wi-Fiルーターやモデムは3.5GHz以下でしか測定してないが10cmほどからアラーム。洗面所にある1200Wのドライヤーは30cmからアラーム。髪はタオルで水分を十分に吸収してからドライヤーは低いワット数で20cmは離して1分以内でさっと済ますのがよさげ。台所の大型冷蔵庫もけっこうすごいが、本体に手で触れると0に下がるので、いたずらに前に佇むのはやめよう。電子レンジも温め中にすると40cmくらいからアラームで、磁界がものすごい。これは手で触れてもアースされないのでスタートしたら、放射能だと思って逃げるべし。Bluetoothのイヤホンやスピーカーはほとんど0に近いが、充電しながらだと10cmでアラーム。車の中はほぼ0だが、メーターに接近すると磁界が急上昇してアラームが鳴った。ただしガレージに停止中なので走行中はわからない。エレキギターもピックアップに近づけて測定してみたが、ジャーン、ジャーンと激しく弦を弾いていると磁界が上昇してアラームが鳴る時もあるが、かなり頑張って弾かないと鳴らないし、歯で弾くような変人でない限りこんなにピックアップに近づくことはないだろう。ま、長い目でみたらその磁界は無害とは言えないかもしれないけど、むしろスタジオとか機材に囲まれた環境に長くいることの方が有害だろう。あとこれはYouTubeで誰かがやっていたのだが、屋外の送電線の近くも危険なことになっていた。変電所や発電所の近くに住む人やそこに勤務する人はがん保険に入った方がいいかもね。電磁波はペースメーカーなどへの電磁干渉で問題視されるくらいだけど、頭痛や不眠症、抜け毛の原因といわれており、5Gが普及するともっと重い疾病の原因になるかもしれない。わたしも測定器で発生源を調べて、それぞれに対策を講じることにしたので、たまに襲ってくるキーンという耳鳴りや頭痛から解放されることを期待している。 2021年12月10日

エレキのこわい話

前回は電磁波測定器で面白がっていたが、いろいろわかってくるとそうもいかなくなってきた。まず最近の通信機器は2.4GHzとか5GHz(5Gはもっと上の28GHz)など高周波で、これは離れるしか対策がない。もともとペースメーカー用に開発された高周波電磁波防止シートはふつうに市販されており、熱などエネルギーに変える仕組みで、それをあちこちに貼るのもいいかも。一般家電は低周波の電場と磁場が出ており、電場は表面を覆うように電流が流れるし、磁場は通り抜けようとして、人体に当たった際に遺伝子を損傷するとか。冬場は空気が乾燥するから静電気が起きやすいが、それも個人差があって、もともと帯電してる人はその電位差でバチっときやすい。なぜ帯電するかというと日本の住宅環境も大きい。最近の住宅の電気配線は950mにも及ぶといい、日本は世界一電圧が低い100V、ということは世界一多く電流が流れる。200Vの国の2倍流れる。でも200Vの国はコンセントが3ピンでアースがとれるようになってる。日本はほぼ2ピンでアースにつながってるのは漏電防止に洗濯機、電子レンジ、冷蔵庫、エアコンくらい。あとの電化製品からは電場が発生している。単体としてはさほど多くないが、昔に比べて電化製品の種類も増えており、総量とするとそうでもない。RC造は中の鉄筋でアースされるが、木造家屋は家中に電気が溜まりやすい。その中で生活していると自然と電気を帯びてしまい、バチっとくる。そのくらいならいいと思うが、怖いのは磁場で、ドライヤー、電子レンジ、電気毛布など温めるものやモーターなどからかなり磁場が発生する。磁場で遺伝子を損傷するとどうなるのか?これがわかりにくい。私事になるが、右足太腿にオデキができて次第に目立ってきたので皮膚科にみせたら、こりゃ精密検査しないとマズイ、といわれ、昨夏は一ヶ月大学病院に通った。結果はガン、ではなく、皮膚繊維種。悪性ではないようだが、なぜこんな物がこんなとこに?と考えて思い当たったのが、エレキギター。ピックアップに測定器を当ててジャランジャランと弦を弾くと、最大4μTまで出た。磁場アラームは0.4μTで鳴るのだが、なんと10倍!こんなに激しくは滅多に弾かないけど、問題は座って弾くこと。ちょうど右足太腿にそのピックアップがくるのだ。立って弾けばいいわけだが、遺伝子損傷するとこうなると肝に銘じた。あと弦を弾くと電流が流れ、音になるのだが、余った電流が弦を通って手から全身を伝わって地面にアースされる。弦アースという仕組みだが、これってAEDと同じ。電力は雲泥の差だけど、手から足に抜ける間、心臓も通過してるはず。近年、心電図で毎回、反時計方向回転と言われるのも長いことエレキAEDを受けてきたせいかも。これから電気毛布を使いたい季節だが、家にあるやつだと最大で6μTくらい出る。電場もアラームが鳴る。それを直に全身に当てているわけで、それは腰痛とか自律神経もおかしくなる。電気アンカもそうだが、寝る前に温めておいて寝る時はコンセントを抜くべきだ。面白かったのが掃除機。これもふつうにスイッチオンすると電磁波アラームが盛大に鳴るが、ecoモードにするとピタッと鳴り止む。ecoっていうのは人間にもやさしいってことなのかも。電子レンジの前で看護師が温まるの待ってたので、そこに測定器を当てて盛大に磁場アラームが鳴るのを見せたら、何ですか、それ?デンジハ?ああ、前に宗教団体みたいなのが抗議してたわ、なんてバカにされた。無知は恐ろしい。昔の日本と違い、今やオール電化時代。オールシックハウスになる前に電力会社は電圧を上げて、国はすべてのコンセントと電化製品にアース設置を義務づけた方がいいのでは?それとも、そうすると誰かお友達が儲からなくなるからやらないのか。 2021年12月15日

他律神経

一ヶ月前にはじめた電磁波対策のせいか、朝方に見る夢が面白い、というか懐かしい。深層意識にある長期記憶が深い睡眠で蘇っているのかもしれない。頭痛もまったく起きなくなったと思いきや、先日、軽い頭痛が起きて、何でだろう?と思っていたら、トンガ大噴火の影響で気圧が大きく変化して頭痛になったというツイートがたくさんあった。あと映画館に3時間いたらその後、頭痛になった。でかいスピーカーの強い磁場のせいかもしれない。そう書くと敏感すぎと思うかもしれないが、若いときは平気だったことがある日突然ダメになるということがあるらしい。 ときに自律神経の反対は「体性神経」といい、痛いとか痒いとか感覚神経のことだというが、眠ってるときにも人は痒くて掻いてるので、無意識にも属するわけで、自律神経の真逆を仮に「他律神経」と呼ぶなら、それが意識、あるいは自意識ではないかと。自意識なんだから他じゃないしょと? 「自我とは他者の自我のコピーであることを発見したのはフロイドである。」(『自我の精神分析』岸田秀) 言葉というものがそもそも外から入ってきた記号だし、それで構成されてる「私」もだから多分に外的なものということ。 「私がこの奇異な世界に生まれ出たことについては、そうしてこの世界のうちにあって今日まで生命を続けて来たことについては、私は明らかに知っている。(中略)これこそは私の存在が所有するただ一つの所有だ。」(『惜しみなく愛は奪う』有島武郎) 何を寝ぼけたことを?と思うかもしれないが、ここで有島は「私」の中の自身に関する知識のみが私の所有と言っている。岸田秀に言わせれば、その「私」という自我も、身体からすれば他者であり、自我が他者を排除していった末に、自身まで排除した結果が、多くの自殺ではないか。いずれにせよ、自他の区別は意識上にしかなく、あなたの心臓も誰かの心臓もまったく同じで、だから移植もできる。昨今はブタの心臓でも人に移植してしまうらしい。 「男がものごとを考える場合について、頭と心臓をふくむ円周を想定してみる。男は、その円周の内側で、思考する。ところが、女の場合には、頭と心臓の円周の部分で考えることもあるし、子宮を中心にした円周で考えることもある。」(『男と女のこと』吉行淳之介) だが、老人を観察していると男女の差は曖昧になって、自律神経と他律神経(と勝手に名付ける)、人間にはこのいずれかの強さで2タイプいるように思える。吉行のいう子宮思考は自律神経偏重型で、身体はいたって健康だが周りが見えてなくて、放っておくと危ない人などはそのタイプ。反対に、周りは見えているが、自律神経失調を自覚できず、食欲や生活の意欲が失われてる人などは他律神経偏重型。自我偏重、自意識過剰も同じ。放っておくと身体はどんどん弱っていく。情報社会の現代人はこっちが多いのではないか。子どもの頃、頭でっかちになるなと言われたが、私が電磁波や気圧に敏感になってきたのも「体でっかち」になってきた証かもしれない。 武田真治という俳優がコロナに続き、インフルにも感染して、それが筋トレしすぎで免疫力が下がったせいだと反省しているという記事を読んだ。仕事のストレスを解消するためにアドレナリンがいっぱい出て心地よい筋トレにハマってしまったと。世の中の病気の9割はこういうことではないか。他律神経が強すぎて、自律神経を壊してしまう。ワクチンで死ぬのも、それが正しいと思い込んで、逆に免疫を下げてしまい、あるいは血栓ができて心筋炎で死ぬのだろう。従来、mRNAワクチンは炎症が起きてしまうため、自己免疫を抑制するように開発されたというが、風邪を引いて熱が出るのは免疫による炎症反応であって、それが起きなかったら逆にウィルスにことごとく負けて死にますよって話。武田さんに限らず、スポーツ選手が多くワクチン接種後に亡くなってるのも、激しい運動で免疫が下がってる状態にさらに免疫を抑制する注射を打ったからではないのか。 「文明とは病気である。しかもかなり伝染性の強い病気である。この病気には人類しか罹らないが、今のところ、いちばん重病人はヨーロッパ人とアメリカ人で、それ以外では日本人である。しかし、昔はそうではなく、エジプト人やインド人や中国人がいちばんの重病人であった時代もあった。」(『伝染病としての文明』岸田秀) そう書かれてから半世紀近くたつ昨今は、地球上のほぼすべてがグローバル病に罹っていて、唯一、トンガはそれを免れていたのに、あんなことになって世界中から物資とともに文明病も襲ってくるだろう。 「半年のうちに世相は変った。(中略)人間が変ったのではない。人間は元来そういうものであり、変ったのは世相の上皮だけのことだ。(中略)だが他人の処女でなしに自分自身の処女を刺殺し、自分自身の武士道、自分自身の天皇をあみだすためには、人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。」(『堕落論』坂口安吾) ふだんほとんど小声で何言ってるかわからない、ボソボソ老人が火事場のバカ声でペラペラペラペラ!と能弁に何かを訴えたとき、本当はちゃんとしゃべれるんだ、ふだんはわざとボソボソ言ってたんだとわかる。人の世話にもならない代わりに他人と関わらない。人に振り回されず、やりたいように過ごす。たしかに、これが理想で、その証拠にその人は10年間一度も病気をしたことがない。そのように堕ちきれたらいいが、まだまだ修行が足りない。 Googleマップから送られてきたメールに去年訪れた都市が新規に14都市、スポットは72箇所で、徒歩による移動距離は811kmとあった。この数字、すごいように見えるが、毎日歩いたらたった2.2km。毎日30分、近所を歩いたのと同じ。でもきっとそれは退屈でできない。マップという便利なものがあるからスポットが72箇所にも及んでる。堕ちきった人間にはマップは要らぬのかもしれない。 2022年1月22日

F×ck Foxx!

「一切合財、日本中のあらゆる物がツジツマが合ってやしなかったのだ。」(『国宝焼亡結構論』坂口安吾) これは先の大戦中のことだが、コロナ禍の今も全世界のあらゆる物がツジツマが合ってない。何でこんなに死亡超過が多いのか?震災もないのに。それは明らかに去年の5、6月からで、それはワクチン接種が始まった時期とぴったり合う。しかし政府はその因果関係を一切認めない。そのくせ、各自治体には広域火葬場を整備せよと通達しているそうな。今後、多くの死者が出ると踏んでおり、その死因を細かく追求される前に速やかに焼いてしまえという魂胆がみえる。老衰だろうが、癌だろうが、自殺だろうがコロナ死にしてるツジツマ合わせに必死のようだ。それに協力してるのが医師という仮面をかぶった詐欺師たちである。日給数万でホイホイと治験中の注射を打ちまくる、子供にまで無差別に。国家がこんなことをやるなんてユダヤ大虐殺と同じじゃないか。つまりこれは日本人でない者たちによるジェノサイドなのだ。「医師免許を持つ者がデマを流している」と河野太郎が言っているが、この人は中国のソーラー発電企業の大株主だとか。そういう日本人の仮面をかぶった外人がこの国を支配している。ユダヤなどの外人たちに支配され、本来、土着のロシア人が虐待されているウクライナの状況とたいして変わりないではないか。 そんなウクライナをみてると大戦末期の日本のようだ。国家総動員法で、男は兵役に、女は街に出て武器を作っている。さらに外人部隊まで募集中という。ウクライナ軍はよっぽど腰抜けらしい。NATOもUSAも手を出そうとしない。そのユダヤ系コメディアンの大統領のバックにはドンパチで金儲けする戦争屋がついていて、どんどん武器を売り込んでるらしい。日本のIT社長が10億円寄付したが、それも火に油注ぐだけだろう。悪人プーチンを倒せ!と煽るメディアも彼らの一味。高みの見物。花見遊山。ゲーム感覚なのであろうか。ウクライナは分裂するしか道はない。 ロシアが高性能兵器イスカンダルでピンポイントに攻撃成功した、ウクライナの生物兵器研究所はアメリカ、ファウチ博士の「エコヘルス同盟」が協力とか。この名前がもういかにも胡散臭い。いかにも裏で悪いことやってそうだ。それを破壊してくれたイスカンダルは北朝鮮が日本海に何十発も打ち込んでいた弾道ミサイルのことだという。つまりプーチンはかなり前から綿密に計画していたようだ。中国や北朝鮮とも手を組んで。 こういうことをテレビしか見ない人にしゃべると、それネット情報でしょ?とハナから信用しない。じゃあテレビはそんなに信用できますかって話。アメリカに都合のいいことしか伝えないテレビなんてプロパガンダツールにすぎない。何を信じようが自由だけど、全員が同じ情報を鵜呑みにすることが一番危険。 「世界中がキツネ憑きであってみれば、日本だけキツネを落すということも容易でないのはやむを得ない」(『もう軍備はいらない』坂口安吾) そのキツネ憑きにさせる元凶が、メディアである。安吾の頃は新聞ラジオがせいぜいで、それらがみな口を揃えて国威発揚していたんだからキツネ憑きにならぬ方が非国民だったわけだ。しかし戦争が終わってみれば、キツネが落ちて、異常と正常が逆転。非国民こそ正しかったわけだ。 「戦争にも正義があるし、大義名分があるというようなことは大ウソである。戦争とは人を殺すだけのことでしかないのである。その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない。」(『もう軍備はいらない』坂口安吾) コロナ禍が終息して、政府の大ウソがばれても、日本のテレビ信者たちは敗戦のときと同じく、天災の如く諦めるしかないのでは? ときにFishmansが30周年で活動再開中。そのストリーミングライブをみた。「オアシスへようこそ」の中盤、Keyのハカセ氏がメガホンで何やら叫んでいた。MCで最後に「F×ck!」と言ったのは「時代に対して」と語っていた。本当それ。わかってる人はわかってる。 「かりに一ツの国が全世界を征服しても、全世界を征服することによってはじめて得られるという特別の個人生活は有りやしない。そんなバカバカしく大ゲサなことをしたって有り余るものを持ちすぎるだけのことで、人を征服することによって自分たちの生活が多少でも豊かになるような国はもともとよッぽど文化文明の生活程度が低かっただけの話」(『もう軍備はいらない』坂口安吾) 有り余るものを持ちすぎて思い上がった連中が、世の為政者たちを操って、いや脅して、ウソの正義、ウソの大義名分、ウソの独裁者、ウソの核バクダンをでっち上げている、クソな世界、クソな時代なのである。それはしかし今に始まったことではなく、あの大戦の真珠湾攻撃などもそうした連中の罠に世の上から下までキツネ憑きにされてしまったから起きたことなのだろう。なぜ罠にはまったか。メディアの情報を鵜呑みにしたからだ。情報などという幻を現実の如く盲信したが故に人殺しに手を貸してしまったのだ。3月15日はFishmans佐藤伸治の命日。合唱。 2022年3月3日

裏切りと暴力

ウクライナ大統領が米議会で911と真珠湾攻撃を同等に扱って、日本人の神経を逆撫でした直後に、日本の国会でも演説するという傍若無人、というか、Puppetぶりを発揮している。西側の傀儡政権といわれるが、その背後にいる連中は一体、誰で、何を企んでいるのか。 「要するにアメリカは、個人にたとえれば強迫的な性格神経症者であると言うことができよう。」(『アメリカを精神分析する』岸田秀 1977) 性格神経症とはある経験を自分の都合のいいように偽ることで、同種の経験を強迫的に反復する症状で、岸田氏によれば、アメリカは原住民のインディアン虐殺からその欺瞞が始まっているという。 「問題は、そういうことをした人たちがアメリカの自由と民主主義の礎石を築いた聖徒とあがめられたことである。その結果、自由と民主主義は裏切りと暴力を正当化する口実に過ぎなくなり(中略)際限なく、強迫的に裏切りと暴力が繰り返されることになった。」(『アメリカを精神分析する』岸田秀 1977) 建国以来、アメリカは同じ手口で自由と民主主義を世界中に押し広げてきた。 「メキシコからその領土テキサスを奪った手口もそうであった。一八三四年、メキシコに革命が起こり、サンタ・アナが独裁体制をつくりあげた。その独裁体制に反対して自由と民主主義を守るため、テキサスに移住していたアメリカ人が反乱を起こした。反乱軍二百名足らずは、アラモの砦に立て籠り、メキシコの正規軍六千名を迎え撃ち、十日間も抵抗をつづけて、一人残らず全滅した。」 今西側で報道されてるウクライナの状況に似てるが、その後、どうなったか。 「新聞は「リメンバー・アラモ」を書きたて、志願兵軍団がメキシコ軍を討った。それで米国はメキシコの豊饒の大地テキサスを奪って米国領に併合した。(中略)米国は(第5代)ジェームズ・モンロー大統領のときからここに目を付け、メキシコ政府に米国民の入植を求めた。「いいですよ、ただし我が国は自由国家。黒人奴隷はお断り」の約束だったがジャクソンの時代には2000人もの黒人奴隷を連れ込んでいた。メキシコ政府は約束を守れと言い、対して米入植者はテキサスの独立を叫んだ。メキシコは怒り、アラモを攻めたが、ここで米国は故意にアラモを見捨てて200人を死なせた。ただ全滅ではない。メキシコ軍は婦女子と黒人奴隷を保護している。実に立派だった。しかし新聞はそんな話は触れもしないで開拓時代の非業の死のように描く。」(『世界を破壊するものたちの正体』高山正之、馬渕睦夫 2021) 「ハワイをアメリカ領にした手口もまた同じである。ハワイ王朝の最後の女王となったリリウオカラニは王位につくと、アメリカ人がほとんどを占めていた閣僚の辞任を求め、ハワイ人の主権を回復するために新憲法を起草した。するとアメリカ人はアメリカ艦艇から兵隊を上陸させて王宮を封鎖し、臨時政府を樹立した。それは憲法上の手続きを経ないで無謀にも憲法を改正しようとするような専制を行なった女王を追放し、王政を廃止して、自由と民主主義にもとづく共和制を敷くための革命であった。このハワイ共和国は独立を宣言したが、予定通り、間もなくアメリカに合併された。」(『アメリカを精神分析する』岸田秀 1977) 今回もこれと同じような乗っ取り作戦をウクライナでやってきて、それに堪忍袋の緒が切れてプーチンは戦に及んだわけだ。 「北ベトナムは、メキシコや日本のように、自分から第一撃を撃ってこなかったので、アメリカはトンキン湾でアメリカの駆逐艦が北ベトナムの魚雷艇の攻撃を受けたといういわゆるトンキン湾事件をつくりあげ、その三日後に北ベトナムを爆撃した。」(『アメリカを精神分析する』岸田秀 1977) 今回もロシアが核兵器を使おうとしているとか話をでっちあげて攻撃の理由にしようとしている。 「軍需資本に牛耳られた産軍共同体によってアメリカ政府が動かされているという説もあったが、そのようなもので国家が動かされるわけはない。」(『アメリカを精神分析する』岸田秀 1977) いやいや、岸田先生そんなことないですよ。 「米国のドル発行権は大昔からロスチャイルドとか民間の、それも外国の銀行が握るという異常な形が続いてきた。それに連なって、国政も大統領をも左右する組織(ディープ・ステート)が実は厳然と存続してきたというわけですね。」(『世界を破壊するものたちの正体』高山正之、馬渕睦夫 2021) 第7代大統領アンドリュー・ジャクソンはその通貨発行権で暗殺未遂に遭ったというが、かの第35代大統領ジョン・F・ケネディもそうだったという説がある。アメリカの中にも良心のある政治家は存在したのだが、常に「裏切りと暴力」によって阻止されてきたわけだ。自由と民主主義を守りたいのではなく、通貨発行権を守りたいだけなのだ。 「米国は18世紀に独立したが、自国の通貨発行権を持っていなかったことは(中略)伝統も組織も未成熟なまま取り急ぎ独立した国ゆえの不具合で、それが現在に至るまで問題を起こし続けている」(『世界を破壊するものたちの正体』高山正之、馬渕睦夫 2021) そのドル経済社会からの離脱、独立を宣言したのが、今回のロシアというわけだ。制裁と西側諸国は言っているが、ロシアはもう戻る気はないだろう。プーチンが喧嘩してる本当の相手はウクライナではなく、たぶんアメリカ人でもなく、その陰で大儲けしてきた連中という構図がみえてきた。 「他国の領土内にアメリカ人を送り込んで反乱を起こさせ、それを自由と正義のための戦いだと考えることにアメリカ人は矛盾を感じないのである。」(『アメリカを精神分析する』岸田秀 1977) ハワイ、メキシコ、日本、北ベトナム、イラク、ウクライナと、よくも同じ手口で、まるで人に感染するウィルスのようだが、それも「アメリカ人」を利用した、ある共通の理念をもった連中の仕業なのだろう。彼らの目的とは何か? 「完全な独裁政権というか、監視社会をつくること。監視管理社会を描いたジョージ・オーウェルの『1984年』の実現ではないかと。そういう方向に向かっていますよね。言論は弾圧、自分たちの都合の悪い言論はすべて認めない。それに対して事実上誰も声をあげていない、既存メディアもGAFAも。」(『世界を破壊するものたちの正体』高山正之、馬渕睦夫 2021) ロシアは経済だけでなく、情報社会の支配構造からの離反もやっている。 「新聞は本来、時の政府と不即不離というか、政府の宣伝広報の道具という生い立ちを持つ。」(『世界を破壊するものたちの正体』高山正之、馬渕睦夫 2021) ロシアに制裁する日本政府も、その宣伝広報ツールであるNHKほかメディアも、この監視管理社会の実現に向けて情報を発信していることを心得なければ本当のことは読めない。 「われわれは、世界史というと何となく世界人類の歩みの客観的記述のように思い込んでいるが、ひょっとしてそうではなくて、一種のプロパガンダ、コマーシャルなのではないか、ヨーロッパ(とアメリカ)の歴史家は真実の探求者ではなくて、自覚していたかしていなかったかわからないが、むしろ情報戦略家ではなかったか。近代ヨーロッパ(とアメリカ)の犯罪を隠蔽し、正当化することを任務とする宣伝マンではなかったかと気づいた。」(『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』岸田秀 2007) 「ディープ・ステートが書いた正統派歴史観に疑問を呈したのが歴史修正主義ですが、「陰謀論」と「歴史修正主義」というレッテルを貼って自らに気の喰わない言論を封殺してきた」(『世界を破壊するものたちの正体』高山正之、馬渕睦夫 2021) コロナ騒動にしても、ウクライナ騒動にしても、ヨーロッパとアメリカというか、ゲルマン民族が彼らのキリスト教神話にもとづいてやっている茶番劇にすぎない。どうでもいいわ。 2022年3月26日

theSEKAI

珍しくヤフコメに落書きした。その記事のタイトル「養老孟司氏、なぜ子どもは「theの世界」を生きるのか?」がなぜ気になったかというと、知ってる女子がよく「ザ彼氏」と口癖のように言ってたから。記事内容をざっくり書くと、養老氏いわく、子どもは「身体の世界(theの世界)」に属し、大人は情報社会に代表される「脳の世界(aの世界)」に属していて、現代社会は後者が優勢だから、子どもは生きづらいのは当然、という。そこでコメント欄に 「美しい花というのはあるが、花の美しさというのは…みたいな。後者がtheの概念ってことだよね。子どもは前者、つまりaの世界に生きてると。ちがうかな?」と書き込んだら、誰からも共感されず、わたしの理解が、逆だと返信がきた。おかしいなと思い、ちゃんと最後まで記事を読んでみた。たしかに逆だ。どうしてだろ?わたしが連想したのは坂口安吾の本だった。「美しい「花」がある。「花」の美しさというものはない、という表現は(中略)然し小林に曖昧さを弄ぶ性癖があり、気のきいた表現に自ら思いこんで取り澄している態度が根抵にある。」(『教祖の文学』坂口安吾) 安吾が引用した原典はこれ。「美しい「花」がある、「花」の美しさという様なものはない。彼(世阿弥)の「花」の観念の曖昧さについて頭を悩す現代の美学者の方が、化かされているに過ぎない。肉体の動きに則って観念の動きを修正するがいい。前者の動きは後者の動きより遥かに微妙で深淵だから、彼はそう言っているのだ。」(『無常という事』小林秀雄) 養老氏が子どもは身体の世界に属するというのは、小林が世阿弥が観念より肉体の動きを重視してるといってるのと同じで、安吾はそんな小林こそ曖昧さを弄ぶ教祖だと攻撃している。この一連のくだりを全部書けば、少しは共感されたかもしれないが、そんな暇人はいまい。 「言語は「同じ」という機能の上に成立している。逆に感覚はもともと外界の「違い」を指摘する機能である。」(『遺言。』養老孟司) ずいぶんと長い遺言だけど、YouTuberがサムネイルに「これが最後の投稿です」なんて釣りで書くのと似た商法?売文業である以上、売れなきゃしょうがない。養老氏にしても、小林秀雄にしても、観念を弄ぶような評論家になったらおしまいだから、世阿弥とか子どもを引き合いにだして、俺は身体感覚で語ってるよと訴えてるのではないか?安吾も評論をよく書いたが、彼の場合、評論は攻撃という愛情表現なので身体感覚を離れることがなかった。養老先生のうんちく、要は今の子どもはすぐゲームとかスマホとかに飛びつくから自殺するんだ、もっと外に出て泥んこになって遊びまわれ!と、何もなかった幼少の頃を持ち出して説教する老人の繰り言ではないのか。安吾ならそう冷やかしそうだ。安吾の方がずっと昔の人だけど、彼は永遠の自由人。いかなる時代にもその時代を愛するだろう。子どもが自殺するならそれもあっぱれと愛する。わたしの知る女子が「the彼氏」とよく言ってたのも、彼女が触れてきたすべての感覚で表現したからだろう。それは身体感覚だけじゃなく、心のすべてで感じたもののはず。優しくて楽しいだけじゃない、哀しいくらい憎らしい、そんな大好きなthe彼氏。(よく知らないが)今の若い世代が恋愛しないのも、概念の単純明快な世界に引きこもってた方が楽だからだろう。でもそれは大昔も同じで、スマホなんてなくても人は教育によって観念の生き物になる。戦時中の愛国教育も、戦後の民主主義教育も、「a世界」にほかならない。子どものthe世界にはそんな主義はない。 2022年5月2日

チクワ・タヒ・セミナー

感染症の蔓延とともに世に蔓延りつつあるのがセミナーとかトーク&ライブ、講演会、コーチング、オンラインサロン。看板は何でもいい、世は邪教ブーム。ハルマゲドンとか武装しなければビジネスとしてはアリ。でも逮捕されたね、ヤマトQだっけ。反ワクの過激派集団。そのリーダー、イチベイって人の配信、たまにオススメでみてたけど、隠語ばかりで何言ってるかわからない。すでにあれが教団じみてる。で、最近はやたら参政党がオススメに入ってくる。たしかにあのゴレンジャーの動画もよく見てた。ツベAIの仕込みが根深い。数年前に神谷宗幣のCGSをたまに見てて、倉山満氏との近代史は面白かった。その頃からいつか政党を立ち上げるって言ってたけど、ようやく機が熟したってわけか。それなら単身でやればいいのに、なぜ舌鋒優れたセンセーの助力が必要なのか?そんな人気あやかり作戦とは裏腹に、醜聞に乗じるのがNHK党、立花党首。また炎上商法を画策中とか。今度は芸能人の暴露系、ガーシーこと東谷義和を擁立という。芸能人の尻拭いをしてきた経歴を逆手に、政界と癒着のある某芸能事務所社長への遺恨を晴らすために国会に殴り込みたいと。政治とスキャンダルは昔から根深い。メディアがそこを突っ込んできたが、今のメディアはあちら側なので、一匹狼の大砲に期待が寄せられるというわけ。 それと最近みてるのが藤原直哉の時局分析。ひたすらポジティブな、まるで落語を聞いてるような語りにマスメディアで不安を煽られた人々が質問の嵐。やたら「ですよね」が多い藤原氏がよく口にするのが「ロハス」。どうもエコとかヘルスを謳う人は胡散臭い。と思ったら、この人も大本の信者ですかい、インザスカイ。(へライザー総統は好きです)ウィキによれば藤原氏は数学の勉強の末に神の存在を悟って大本に入信したとか。あと経済アナリストなので米国のITバブル崩壊も入信に関係してそう。若い時から数字ばかり追いかけてるから壁にぶち当たって神様にすがるハメになる。 「麻薬中毒が、ヒロポンからコカインへ、アヘンから催眠薬へ、又ヒロポンへというように、相手はなんでもいいから中毒すればよいという麻薬遍歴を起すと同じように、宗教の場合も大本教から人の道へジコー様へお光り様へというように宗教遍歴を起す。すべて同一系列の精神病者と思えばマチガイはない。」(『安吾巷談(麻薬・自殺・宗教)』坂口安吾 昭和25) ちなみに大本は明治中期に開教された神道系。ジコー様とは第二次大戦前後に開教された璽宇の教祖璽光尊。安吾が巷談で取り上げたのも、戦争の混乱期にこの手の新興宗教があちこちで信者を集めて世間を騒がせていたからだろう。それが今の状況とちょっと似てると思うのだが。 「双葉山や呉清源の如き天才がジコーサマに入門するのも、彼らの魂が苦悶にみちた嵐自体であるからで、ジコーサマの滑稽な性格によって、二人の天才を笑うには当らない。」(『呉清源論)』坂口安吾 昭和23) この文が書かれた頃に璽光尊事件があった。当時、教団本部があった金沢の石川県警がジコーサマに出頭命令を出したが、代理が出頭し、本人は逃亡したので、本部にガサ入れ強行。そこで双葉山を筆頭に信者と警察が大乱闘の末、八人が逮捕。精神鑑定で璽光尊は「誇大妄想性痴呆症」と診断、釈放。要は、双葉山や呉清源を救い出すために県警が動いたようなものだったとか。 そういや、元オウムの上祐にインタビューという動画が最近あった。30年前の事件をなぜ今更?と思ったが、さすが気鋭のユーチューバー、ダニエル社長。コロナの闇でも元厚労官僚に詰問したり、つねに攻めてる。オウムに関しては当時テレビでも持ち上げられてた。空中浮遊とか時代が面白がってた。事件を起こすまでは。朝生テレビに麻原が出た時は他のゲストより仏教知識が深くて一番マトモに見えたし。そこに騙されちゃうんだろうね、マジメな人は。 結局、数字が悪だよね。カネもそうだし、数字が人を腐らせる。有名になりたい、カネ持ちになりたい、「いいね」がほしい、登録者数100万人とか、数字中毒にみんなやられてる。 「シールズ戦を見物の帰り、池島信平が、ウーム、あれだけの人間に二冊ずつ文藝春秋を持たせてえ、と云ったが、これだけ商売熱心のところ、やや精神病を救われている。」(『安吾巷談(麻薬・自殺・宗教)』坂口安吾 昭和25) 数字を追っかける人生、それが資本主義だが、ゲームとかギャンブルとして割り切る、あるいは、誰もが無名貧乏の「持たざる者」なら安全だろう。でも誰もがそこそこ持ちすぎるとだんだん病的になる。本人はいたって健全に世界を救うぜ!とか息巻いてる。疫病対策でワクチン開発に投資とかいいつつ、食糧危機がヤバイから人口削減という。いったい、何を救いたいのか?こうした数字でイカれた人たちによって世界は今日もおもろく回ってる。 2022年6月8日
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